団体ビジョン
「若者・女性」が活躍できる、持続可能な地域社会の創造
団体キャッチコピー
・頑張る吹奏楽部を応援します。
・音楽のある街つくりのお手伝いをします。
背 景
今、全国的にも、少子高齢化、人口減少、経済縮小が叫ばれています。そんな中、人とのコミュニケーションを阻害する「コロナ感染症」の蔓延等で、地域文化や経済構造は危機的な状況になっていると危惧しています。
静岡市においても、「若者・女性」の県外流出の流れが止まらず、将来的に「都市崩壊」すら起こりうる危機的な状況と感じています。
静岡市には近隣地域とは違って多くの大学があり、「若者・女性」は多く在住していますが、その多くが、就職を機に県外に転出して行きます。
なぜ県外転出するかの問いに、「働きたい仕事が無い」「街がつまらない」などがあげられます。
確かに、地域経済が都会と比べて狭いので、職種的には少ないと思います。でも、それだけでは無いと思います。
大学と地域企業、地域社会との連携が弱いことを感じました。
学生からも、「アパートと、バイト先と、大学以外知らない」と聞きました。
また、「街に出ても楽しくない」という声も聞きました。
静岡市は、3000m級の山から、2500m級の深海まであり、ないものは空港だけど言われています。その多彩な地域の情報が、学生達に伝わっていない。また、地域企業、地域社会と、学生との付き合いが非常に薄いことに気がつきました。
ある人から言われました。「学生は、言うことは一人前だけど、お金持っていないし、実行力が無い。一緒に活動すると足手まといだ」と。
なるほど、それはそうと思います。でもそれをサポートして育ててこそ、地域の力となっていく者だと思います。
この傾向は、コロナ禍関係なく起きていました。そこにコロナ禍が拍車を掛けて、持続可能な文化振興活動は危機的な状況になっています。
そこに、部活の時間短縮、部活の外部委託という中学生を中心に、激震が走っています。
このままでは、吹奏楽だけでなく、文化活動そのものが途切れてしまうと言う、いままで想像すらしなかった危機的な状況に直面しています。
まずは、「若者・女性」が活躍できる場所を創り出す。「若者・女性」が自発的に活動し、楽しくやりがいのある街を形成できれば、「若者・女性」の転出超過を止めることができ、「持続可能な地域経済」へつながるのでは無いか、という強い思いが、この活動のベースに流れる想いです。
「若者・女性」へのアプローチは、いろいろなシュチエーションがあると思いますが、その中で「吹奏楽」というテーマを捉えて、「音楽のある街つくり」を活動のベースとしていこうと考えました。